全顎治療|藤原歯科医院|大和高田市の歯医者・歯科

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全顎治療

全顎治療|藤原歯科医院|大和高田市の歯医者・歯科

全顎治療とは

歯科の治療はその人その人に合わせたオーダーメイドの治療です。歯を1本1本綺麗に治すことはもちろん大切です。しかしお口は全身とのバランスが大事です。歯が欠けたからその部分を治した。でもまた欠けてしまった。治療して見た目は綺麗になったけど噛めない。なんてことはありませんか?歯を失う理由はさまざまです。木を見て森を見ずな治療では頑張って通って治療しても再発してしまうことが多々あります。

お口の治療で大事なのは診査・診断だと考えています。健康な口腔内を手に入れるには体→顔貌→口唇と関係→口腔内といった1本1本の歯の治療に入る前に全体像の把握が重要なのです。

全顎治療では機能と審美、崩壊の抑制、咬合の安定と炎症の抑制が一体になること、長期的な維持・安定が目標となります。

治療内容 前歯がグラグラして噛めないということでご来院されました。奥歯がないことで前歯を突き上げてしまっていました。噛み合せも大きくズレてしまっていたため精密な検査を行い、顎の位置・噛み合わせの位置などを計画しました。平行して虫歯治療・歯周病治療行いました。奥歯の歯のない所にはインプラントを埋入しました。仮歯で様子を見た後、最終の被せ物を入れました。その後は様子見をしています。

治療期間・回数

1年 精密検査 仮顎位置決定 前歯仮歯 インプラント埋入手術2回 洗浄 型取り 最終仮歯 型取り 最終セット 12回 平行して虫歯治療と歯周病治療と予後不良歯の抜歯、仮歯の調整を行いました。

費用【自由診療】

精密検査¥55,000、補綴物除去¥22,000×10本、歯周病治療¥110,000、セラミッククラウン¥154,000×10本、追加仮歯¥5,500×16本、インプラント¥440,000×5本、ソケットリフト¥55,000×2回、抜歯¥22,000×6本

計 4,455,000税込

リスク・副作用 仮歯が治療中取れる可能性・インプラントが脱落する可能性・メインテナンスが必要・噛むと痛かったり、違和感があったりする可能性・顎が痛くなる可能性・副鼻腔炎を起こす可能性・被せ物が割れる可能性・残した歯が割れる可能性

 

全顎治療の治療設計

その人にとって何が必要なのかを考える必要があります。歯科医師としての自分が考える良い状態患者さんの希望する状態が同じでないことはよくあります。自分はどんな患者さんでも「出来るだけ良い状態になりたい」と考えていると思っています。なので、まずは治療のゴールの設定を話し合います。そしてそのゴールに向かうには何が必要なのか、なぜ今のような状態になってしまったのかを考えます。

また、治療を積極的に今するべきなのか、まだ先でも良いのかという問題もあります。まだ治療するには早い方には適切な予防の提供をし、ゆくゆくどこが悪くなりそうか、どうすれば今の状態を維持できるのかの管理計画を立てます。治療が必要な人には最適な治療を検討・提示します。

そして何が必要なのかを一緒に共有します。今悪くなっている所だけを対症療法で終わるのか、原因ごと除去する原因療法を行うのか。しかし、時間にも治療費にも技術にも制限があるので全て理想的なものにするのは難しいです。一番自分の口の状態がどうなっているのかを知りたいのは患者さん自身なのではないでしょうか?治療が終わった後に何もわからないままだったということはありませんか?原因や理由を知った上で治療の選択をしたくはありませんか?

噛み合わせ

下顎の位置によっての分類があります。

1.咬頭嵌合位

上下の歯がしっかり噛んだ位置のことを言います。この位置が最も安定した位置になるのですが、被せ物などが多く入っていると本来の噛み合わせの位置からズレてしまっていることがあります。

2.中心位

歯の位置に関係なく、筋肉や顎関節が安定した位置になります。この中心位と咬頭嵌合位がほぼ一致した状態が理想的です。

3.偏心咬合位

前で噛んだり、ギリギリすり潰す時の側方の動きがここに分類されます。ギリギリすり潰す時は上下の八重歯にあたる犬歯が当たって他の歯が当たらないようになる犬歯誘導咬合が理想とされています。

 

また、治療する時には咬合には生理的ステージで分類します。

1.生理的咬合

歯に加わる力が正常に分散されて、筋肉や顎関節が安定している位置を言います。

2.病的咬合

噛み合わせが安定していなかったり、機能障害がある状態です。患者さん自身では自覚症状がない場合もあります。

3.治療咬合

機能性、快適性、審美性を最適化するための咬合です。噛み合わせが安定し、筋肉や顎関節も安定した位置です。

 

病的咬合に分類した場合には咬合の治療も積極的に行っていきます。